自律神経失調症とは何?
自律神経失調症とはストレスや更年期、夜更かしなどの生活習慣の乱れが原因でのバランスが崩れて、様々な体の不調や症状を引き起こすものをいいます。
人間の体は意識をしなくても、呼吸をしていますし、心臓は体中に血液を送っています。熱くなれば汗をかき体温の上昇をおさえ、寒くなっても体温は一定に保たれます。食物を食べれば、胃はそれを消化しようといます。
これらは自律神経の働きによるもの。交感神経と副交感神経で互いにバランスを取りながら、気候の変化や外的ストレスに対応しているのです。
交感神経は活動する神経といわれ、人間が活発に活動する時に働く神経です。脳や体が働くと酸素やエネルギーを消費します。酸素やエネルギーは血液で体の各部へ運ぶのです。そのために心臓は心拍数、血圧を上げ、より多くの血液を運ぼうとするのです。これらは交感神経の働きによるもの。
対して、副交感神経は交感神経と反対の働きをします。心拍数を下げ、瞳孔を小さくし、内臓の働きを活発にするなど、休んでいる時、睡眠時に働くのが、副交感神経です。
昼間の活動する時間は、交感神経が活発になり、夜になってくると、副交感神経は活発になってきます。本来自然に交感神経と副交感神経はバランスがとれているのですが、そのバランスが崩れてしまうと自律神経失調症となり、体に様々な変調や症状が引き起こされてしまうのです。
■自律神経安定法